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2005年11月 6日 (日)

命の重さ

 僕には何人かの中国人の友人がいる。十数年前に日本に留学しそのまま日本に滞在している人ばかりだが、今年の夏にそのうちの1人(女性)とお会いした。

  彼女はバリバリのクリスチャン!もとは仏教徒で様々なお経を読んだが、自分の疑問には半分しか答えてくれなかったと言っていた。そしてキリスト教に転向してから「これだ」と思ったそうだ。そんなわけで宗教的な事でも話が合い、以前に「シルバーバーチの霊訓」をお貸しした。そしてその話題になったが、彼女にはピンと来るものではなかったらしい。「キリストの事も出てくるけど、少ないね」
別にキリスト教の本ではないと言っておいたのだが。
 彼女は人に「キリストを信じれば救われる」と説いているらしい。自分の友人の家族が亡くなった時もそう言ったと語った。「僕としては信じないよりは信じる方がいいと思いますけど、信じたから不可能が可能になるとは思いません。」そう伝えたが納得はしない。そうは言っても彼女のように神を信じる人は中国人には多くないらしい。元来毛沢東が「宗教は毒だ!」と言いチベット侵略後、寺院をさんざん破壊しつくし、僧侶を虐殺した国だから当然かもしれない。
(文化大革命における自国民の生命の「軽さ」からすればチベット人やウイグル人など虫けら同然と思っているのだろう。見下げ果てた政府である。)
 
 話はいつのまにか中国政府について。
「今は少なくなったけど、少し前まではね、密告があったよ。」
知ってはいたけど、当事国の国民の口から聞くとぞっとする。
「中国の大学を卒業してから、少しの間裁判所でバイトしたことがあるけど、驚いたよ。」
「?」
「裁判官が被告やその親族と当たり前にお酒を飲みに行ったり、食事に行ったりするんだよね。その接待で量刑が変わるんだよ。『貴方達は自分がどういう仕事をしているか分かっているんですか?』そう怒ったんだけど、その意味すら分かっていなかったね。」
恐ろしい国である。

 最後にえのら・げいに乗ったつもりで「核爆弾級」の質問をぶつけてみた。
「あのー怒るかも知れませんが・・・南京大虐殺が30万人って大変信憑性がない事件だという事ご存じですか。」
流石に少しむっとされた。もちろんこんな話題は相手を選ばねば出来るものではない。
「虐殺がゼロとは言いません。戦時下の戦闘行為のあった場所ですから。当時の南京の人口が20万人ということは分かっています。虐殺30万人はあり得ない。」

 こんな事をお茶会の話題にするのもどうかと思うし、民間人同士で話をしてどうなるものでもないと分かっているし、その前に愛国心の強い中国人に言ってご機嫌が良くなるはずなど無いことも承知の上で話している。ただある意味中国国民も「洗脳」されていると思う。インターネットもメールもすべて情報を制御され操作され、政府の検閲を通過したものしか許されない国なのだ。その点で中国国民には多少同情してしまう僕である。(韓国は何の情報統制も無いはずだが・・・)

 最後に1つ。ヒロシマ、ナガサキの原爆って誰がどう考えても
「民間人の無差別大量殺人」
ですよね。日本各都市の空襲も同じですよね。 

 命の重さを計れる人がいるらしい。

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コメント

えー初めまして。1月から南京事件関連のブログを開いている者です。

>当時の南京の人口が20万人ということは分かっています。虐殺30万人はあり得ない。

「30万人殺害説」は、北は燕子磯から南は中華門外まで、当時の南京市全域(しかも多くは南京城の外)
で30万人殺されたという説ですよね。
参考図をリンクしておきます。
http://www.jca.apc.org/JWRC/exhibit/China23.HTM

これに対し「虐殺30万人はあり得ない」というからには、燕子磯から中華門外までのほぼ南京市全域(南京城内+城外)で20万人だったことが「分かっている」わけですね?

言い換えるとこういうことです。片方が「東京23区で30万殺された」と主張しているところへ、例えば「山手線の内側には20万人しかいなかった」と言っても何の反論にもなっていないということです。

さて、ケンジさんは何を論拠に「南京市全域」が「20万人だと分かっている」と認識されているのでしょうか?

なんだか、ケンジさん自身も誰かに「騙されて」いないか、少し心配なのですが…

投稿: 青狐( | 2005年11月 7日 (月) 02:17

時間がないので、とりあえず人口のことについてレスします。

>>さて、ケンジさんは何を論拠に「南京市全域」が「20万人だと分かっている」と認識されているのでしょうか?
>「ラーベの日記」

「ラーベの日記」にある「20万」は、空間範囲が曖昧ですね。これでは燕子磯から中華門外を含む範囲の人口なのか、特定は困難です。
ところで、ラーベの「20万」の範囲を推測する一つの手がかりが、同じ日記の38年1月17日付の記述にあります。

Estimates of the total population of the Zone are now around 250,000. The increase of about 50,000 comes from the ruined parts of the city. People simply don't know where to stay. (”THE GOODMAN OF NANKING" P135)
「安全区の総人口の見積もりは現在約25万である。約5万の増加は市の廃墟となった部分から来ている。人々は、実際、どこにとどまるべきなのかわからない」

この記述から類推するに、安全区の人口見積もりが20万→25万となったわけですね。
つまり、
・ラーベは、安全区の人口を当初20万と認識していた
・ラーベは、「南京の人口」が増えたと言っているわけではなく、「南京市内の人口移動により安全区の人口が増えた」と言っているにすぎない

ここからは、南京市全域ではなく、安全区の人口が「20万」、その後「25万」になった、という推論しか導けません。つまり、虐殺が(ほとんど)行われなかった安全区の人口は推測できても、大きな虐殺が行われた「安全区以外の地域」に当時どれだけの人がいたかはわからないのです。(ちなみに中国の主張では、殺された市民の多くは、南京から脱出しようとして揚子江岸まで来た「避難途中」の市民です)

ゆうさんという方の「南京事件 小さな資料集」で、この辺について慎重な考証がされています。
http://www.geocities.jp/yu77799/jinkou2.html
http://www.geocities.jp/yu77799/anzentitaigai.html

投稿: 青狐 | 2005年11月 8日 (火) 03:37

参考になるかはわかりませんが。
傲慢な書き方の人には挑発的に書く傾向があるかもしれません。少し反省。

http://blog.goo.ne.jp/05tatsu/e/24b42d714b295fa5910a2c05ea932390

http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20051024/p1

http://blog.goo.ne.jp/chikashimr2/e/4c6d34722d526bdd6be9b5d087c2902b

投稿: 青狐 | 2005年11月 8日 (火) 04:19

コメントありがとうございました。
今後じっくり目を通させて頂きたいと思います。
資料提供ありがとうございました。

投稿: ケンジ | 2005年11月 8日 (火) 07:54

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