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2007年1月27日 (土)

自衛隊という仕事

最終的にはいつもの癖が出る。

炎上したブログのコメントに吉田茂の言葉があったので考えさせられた。

一応個人的な見解とことわっておく。
人間の仕事というものは大きく2種類あると思う。1つはゼロからプラスを生み出していく開発型な仕事、そしてもう一つはマイナスをゼロへ近づける維持型の仕事である。

開発的な仕事というものは、我々の周囲にあふれかえる電気製品、自動車、服、バッグ、建築物など数えだしたらきりがない。すべてより良い物を、便利な物を、楽な物をという目的で改良し、改善し、日々進化し続ける。芸術作品なども同じである。だからといって「物」とは限らない。教育というものもそれに入ってくる。何も知らない子供に教育を与え、知恵を付けさせることも開発的な仕事だと思う。

それに対し、維持型の仕事というものは何かと言えば、まず医師。怪我や病気で普通の生活が出来なくなった場合、その人を治療し健康を取り戻すために努力をしてくれる。他には警察。犯罪を未然に防止し、もし犯罪が起これば犯人を逮捕し、社会の安全を守る。マンション等の大型施設の警備員なども同じだ。メーカーのクレーム処理なんかももそう言えるだろう。また僕の仕事のような機械のメンテナンスも同じ。トラブルがあればすぐに駆けつけて修復しなくてはならない。

ここにあげた2種類で違うことは、開発的な仕事の場合基本的にそれによって人が喜ぶ。それまで無かったものが開発され便利になれば、誰でも嬉しい。しかし無ければ無かったでそれなりに生活するのだから、そこに願望はあっても不満を持つことはほとんど無い。

しかし維持的な仕事の場合人は現状が普通だと思っているので、それが支障をきたした場合不機嫌になる。だからそれが通常に戻っても「当たり前が当たり前に戻っただけ」という意識があるため喜ぶことは少ない。ただし怪我や病気が治癒した場合患者は当然喜び、医師に感謝する。実はこれは「痛い、苦しい」という事が常態化しているため、治癒というものがゼロからプラスへ移動したように見えるだけである。

というわけで、維持的な仕事は開発的な仕事に比べて「損」な役回りなのである。無事であって当たり前。何かあればクレームが来る。

そこで吉田茂の言葉である。
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「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、
歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。
きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。 御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、
外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、
国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。
どうか、耐えてもらいたい」
---吉田茂 防衛大学第一回卒業式にて---
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そう、自衛隊は究極の維持型の仕事なのだと思う。

人間はあてにされ、活躍し、感謝されてこそ働きがいがあるというものである。
しかし彼らは違う。いざというときのための訓練は1日たりとも欠かすことは出来ない状況の中で、実はその努力は自分が退職するまで何ら実を結ぶ事が無いかもしれないという現実を直視しながら、しかしそれこそが自分たちの守るべき理想である。というとんでもなく矛盾した立場にあるのである。

言うまでもなく、軍隊の無い世界が理想である。

じゃあ軍隊を無くせ。と言う人々がいる。そういう人間にとっては「軍隊」と「戦争」は違うということが分からないらしい。当然「反戦デモ」=「平和」でもない(ついでに言うと「宗教」=「神」でもない)彼らにとって軍隊とは天安門での人民解放軍であり、北朝鮮の軍隊であって、硫黄島や沖縄で死んでいった日本軍ではないらしい。

軍隊や国境線は「無くす」ものではなくて「無くなる」ものなのだ。

とりあえず、北朝鮮労働党の日本支部である社民党を早くみんなで潰しましょう。

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